父から譲り受けた土地がある。この土地を売るか?土地を担保にして融資を受けるか?土地の売却、不動産担保ローンについて調べてみることにした。損をしない一番いい方法とは?

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【土地の査定】土地の相場が知りたい!

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土地の相場について

不動産会社に査定をしてもらう前に「土地の相場」について調べてみましょう。あらかじめ相場がわかっていると不動産会社の査定額に対して、自身で判断もできるでしょう。不動産会社からどのくらいの相場価格を提案されるかわかりませんので、自分で相場を知っておくことが大事です。

まず土地の「相場」を確認しましょう

土地には決まった価格があるわけではありません。土地を売買するとき、売主が売却する土地の価格を決めて売り出し、買主が価格交渉をして最終的に売却価格が決まる仕組みになっています。

ということは、土地の価格はとても曖昧なものかもしれませんね。土地が売り出されるときには販売価格が既に決まっており、販売価格の高い土地から安い土地まで様々です。土地の価格がどのような理由で決まってくるのか?ちょっと気になりますね。

土地の売却価格を決めるために、土地の相場を確認しておくことが重要です。自分の土地を売却する以上、希望よりも高額であれば得ですし、低価格で売ることになればもったいないです。

自分の土地の相場がどのくらいになるか把握しておくことが大事です。

土地の相場ってどのように決まる?

土地の価格は、不動産会社が物件や敷地、周辺状況を詳細に調査して査定を行うことで決まるようです。土地の状態や景気なども評価に関わってくるため、不動産会社は買主がスムーズに見つかる価格設定を想定したうえで、ある程度の相場を用意しておくようです。

相場を設定する際に参考とする情報は、「周辺環境の利便性」「似た物件がどれくらいの価格で売られているか」などの情報で、一般的な基準のことを「近隣相場」というようです。

近隣相場ってよくわからないのですが・・・。
近隣相場は、実際にあった過去の取引の中で、似ている物件や似ているエリアの取引事例を参考にしています。近くのエリアで似たような物件があれば、ある程度相場が明確になるようです。
まずは自分の土地の近隣に同じような物件がないかをチェックしておくことが大事です。これらのデータに加えて、過去の取引から絞り込まれた価格を踏まえて、土地の相場が決まってきます。過去の取引があった頃より、土地の評価が高くなっているような場合は、相場もそれに応じて高くなります。

過去の土地売買取引を確認しましょう

過去の取引を調べるには、国土交通省の「土地総合情報システム」というWebサイトを使用するといいでしょう。

このシステムは、土地の売買を行った人を対象にアンケートを行っており、その結果をデータベースにしたものですので、実際に行われた取引の売買価格がわかりますし、面積や坪単価、形状などもわかり、どのような土地かを想定することも可能です。

全国の取引を対象にしているので、都道府県、市町村、さらにエリアまで指定して調べることができ、近隣に取引があるか、似たような物件があるかも確認できます。
例えば、時期を「平成28年第1四半期(過去2年間を含む)」、種類を「土地」、地域を、都道府県「福岡県」、市区町村「福岡市南区」、地区「大橋」と入れて検索すると検索結果が表示されます。

土地を確認するには

過去の取引で近隣の似たような物件があった場合は、取引価格が参考になりますが、もし、近隣に似たような物件の取引がない場合はどうしたらいいのでしょう。

そんなときは、今売り出されている土地の中から近隣の土地を探してみるといいでしょう。現在売り出されている土地を探すには、購入者向けの「物件検索サイト」を使用します。物件検索サイトは複数あるので、同じ土地が複数の物件検索サイトに掲載されていることもあるので注意しましょう。

物件検索サイトでも、都道府県、市区町村、エリアまで指定して検索が可能です。複数の物件検索サイトで絞り込んで検索することで、どれくらいの物件が現在売り出されているかもわかります。

路線価から相場価格を調べてみましょう

過去の取引や現在売り出されている土地の価格を調べることにより、土地の相場について確認することができますが、これらは実際に近隣に似たような条件の土地が取引されていなければ、探し当てることができません。

取引がなければ実際に見つけることはできませんので、過去の取引も、今売り出されている土地についても見つけられなかったときはどうしたらよいのでしょうか。

その時に利用しているのが「路線価」といわれるものです。

路線価って何?

路線価は地域の路線に面する宅地の1平方メートル当たりの評価額のことを指します。路線価は課税価格を計算する基準となっており、相続税や贈与税の算定基準にもなっているようです。

相続税や贈与税の基となる相続税路線価と、固定資産税や都市計画税、不動産取得税などの基となる固定資産税路線価があります。

一般に路線価と言う場合は、相続税路線価を指しているようです。路線価は設定が細かくて調査時の土地の状況なども加味されているので情報に遅れがないことも大きなメリットになっています。

同じ土地が10年前の価格と現在の価格では大きく異なる場合がありますが、路線価は相続税や贈与税を決める際の基準でもあるので、将来土地を譲ることを考えている人は、路線価をチェックしておくことがオススメです。

路線価をチェックしてみましょう

路線価は国税庁のWebサイトで公開されていますので、都道府県、市区町村を選択し、エリアを指定して検索すると、該当エリアの地図が表示されて路線価が確認できるようになっています。

他に路線価が確認できる「全国地価マップ」というWebサイトで「固定資産税路線価等」「相続税路線価等」「地価公示価格」「都道府県地価調査価格」という価格が確認できるようになっています。

路線価図の数字の見方

土地に隣接した道路につけられた価格に土地の面積を掛け算して求めます。(単位は千円)

(例)調べたい土地の前の道路に、「145D」という記載があったとします。いわゆるこれが路線価のことです。路線価は千円単位での表記となっているので「145,000円」となり、1㎡あたり145,000円で土地評価を計算するということになります。そして、この道路に面した土地が100㎡ある場合は、「145,000」円×100=「14,500,000」円となるんです。「14,500,000」円が土地の相続税評価額ということになります。

路線価を調べるときの注意点

相続税や贈与税の算定基準となっているため、路線価は、実際の売却価格より低い価格になっていることが多いです。固定資産税路線価は、実際の売却価格の8割程度、相続税路線価は実際の売却価格の7割程度となっているようです。

路線価はあくまでも相場を想定するためのものなので、はっきりと相場を決定することができないようです。不動産市場の動きの影響を受けたり、取引をする時期によって影響を受けたりすることもあるみたいです。

査定額から相場価格を調べてみましょう

もし自分の土地の相場を手軽に早く知りたい場合は、不動産会社に査定をしてもらうとよいでしょう。不動産会社は公示地価や基準地価、過去の売買実績などを調べて、売れるであろうという価格を算出しますので、この価格を相場として相場価格とすることができます。

不動産一括査定サイト

不動産一括査定とは、複数の不動産会社に一括で査定価格を出してもらえるウェブサービスのことです。インターネット上の「不動産一括査定サイト」では、1つの不動産会社に査定を出してもらうこともできますし、複数の会社から査定を出してもらうこともできます。複数の不動産会社から査定額を出してもらうことで、各不動産会社の査定額を比較することができます。

サイト 提携会社数 同時依頼 特徴
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査定時のポイント

中には他の会社と比較してかなり高額な査定額を出してくる不動産会社があったり、かなり低い査定額を出してくる不動産会社もありますので、あまりに高額な査定額や低額の査定額を出してくる不動産会社は注意しましょう。

そして、インターネットから一括査定を行うと、不動産会社から電話があります。一括査定を行うということは、不動産を売るという意志を表していることになるので、各不動産会社は自分の会社で取引をしてもらうのが狙いです。査定額を出してもらうと実際の相場が見えてくるものの、早急に売りに出すつもりがないときは、対応が面倒になることもあるので注意しましょう。

実際に取引が始まると、不動産会社の営業マンが訪問して再度査定を行います。一括査定では複数の不動産会社から査定額を出してもらえますが、実際に売りに出すときは土地を見て査定を再度行うので、売出価格が変わる可能性もあります。

あらかじめ相場をチェックしていても、不動産会社に査定をしてもらった査定額はかなり違ってくることもありますので注意しましょう。相場はあくまでも目安にするといいでしょう。

まとめ

土地の相場について、自分で相場価格を把握しておけば、実際に不動産会社に出してもらった査定額と比較することができ、最適な売却価格を見つけることができます。

土地を売るのが大変と思った方は、土地を売るほかにお金をつくる方法は、土地を担保にお金を借りるといった方法もあります。
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